
顕彰事業
北海道文化団体協議会 各賞
北海道における芸術文化の高揚に尽くされ、業績を上げた個人・団体を顕彰することにより、文化芸術創作活動の意欲を促進し、本道の芸術文化の向上及び進行を図ります。表彰式は、例年秋「北海道文化集会」において執り行なっています。
令和7年度

第1回北海道文化団体協議会
特別功労「文化瑞兆表彰」
なかの ほくめい
中野 北溟 (個人/書)
主な業績
北海道羽幌町焼尻島出身の日本を代表する書家。日展特選を2度受賞、日展審査員、創玄書道会最高顧問、毎日書道会最高顧問、全日本書道連盟顧問等を勤める。近代詩文の父と呼ばれる金子鷗亭に師事、書の道を究める。学校卒業後、中学校の教職員となり教頭・校長まで歴任するが、周りの強い要請を受け定年前に退職し書の道へ入る。東京進出の機会は何度もあったが生まれ故郷の北海道を愛し、近代詩文書を中心に作家活動を続けている。
主な受賞歴として、毎日芸術賞、毎日書道展大賞、北海道文化賞、北海道功労賞、紫綬褒章受章、地域文化功労文部大臣表彰、法務大臣表彰、旭日小綬章受章など多数。

第32回北海道文化団体協議会芸術賞
すずき だいゆう
鈴木 大有 (個人/書)
主な業績
長きにわたり高等学校書道教論を務め、「全国高等学校総合文化祭」に多数の生徒を出品させたほか、書道指導者育成にも努め「全道高等学校書道専門部顧問研修会」を立ち上げるなど、書道の裾野の拡大に尽力した。
また、全国最大の出品数をもつ毎日書道展では審査会員および役員を努め、今年度は毎日書道展北海道展実行委員長としての重責も担っている。全国最大規模を誇る公益社団法人創玄書道会では理事として、北海道創玄代表としても全国・全道の書壇を牽引してきた。日本詩文作家協会にも所属し、理事として近代詩文書の発展に向けて取り組んでいる。

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第55回北海道文化団体協議会賞
はこだてしょうねんしょうじょがっしょうだん
函館少年少女合唱団 (団体/音楽・合唱)
代表者:岡田幸子
主な業績
高いレベルの児童合唱団育成を目指し、函館市並びに近郊随一の児童合唱団として結成以来、毎年春に定期演奏会を函館市芸術ホールにおいて開催、来春には創立50周年記念演奏会を迎える。
新年度のスタートにあたるこの演奏会は、市民からも牽引的な役割を果たしていると高い評価を得ており、合唱団全体の活動の励みとなっている。
年長から大学生までの幅広い世代が共に創る活動は、文化芸術の振興・発展と併せ、理想的な人間形成の場となっている。

第55回北海道文化団体協議会賞
ゆうざ ほうざん
遊座 芳山 (個人/邦楽・尺八)
主な業績
幼少時、故郷の京都府・美山の里に旅人が訪れ、尺八を吹いてくれたことが尺八との出会い。大学時代から本格的に都山流尺八を東京の井藤麗山より指導を受け、卒業後北海道に就職するとともに尺八吹奏の研究に打ち込み、卓抜した演奏技術を以て北海道文化大使としての中国訪問や札幌市の姉妹都市提携記念におけるノボシビルスク市訪問などでの演奏を通じ、海外での日本文化の評価向上に大きく貢献している。

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第20回北海道文化団体協議会奨励賞
えにわがどうかい
恵庭雅道会 (団体/邦楽・箏曲)
代表者:竹内雅楽志華
主な業績
設立当初より恵庭市文化協会に加盟、恵庭市総合文化祭に毎年出演し、今年で創立30周年を迎える。
会主は、昭和36年箏曲生田流正派邦楽会の下村雅楽道氏に入門以来、活発な演奏活動と研鑽を続け、下村氏が設立した琴アンサンブル「アルメニア」専属プレイヤーとしても活動。
古典にとらわれず、ジャズ・映画音楽・ラテン等の楽曲をエネルギッシュに演奏し、地元恵庭市をはじめ、道内外、海外へ向けても箏曲文化の普及に日々努力している。

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第20回北海道文化団体協議会奨励賞
アートフラワーサークル (団体/工芸)
代表者:武田照枝
主な業績
設立以来、45年以上にわたりアートフラワーの創作活動をとおして地域に根ざした文化芸術活動の振興に努めてきた。北斗市教育委員会が実施する子どもチャレンジ講座や地域住人を対象とした各種講座を継続的に開催、年齢や経験を問わず多くの市民に創作の喜びと芸術への関心を広げ、特に次世代を担う子どもたちへの普及活動は、地域における文化の裾野を広げる重要な役割を果たしている。
また、北斗市民文化祭や道民芸術祭渡島管内祭等において積極的に作品を出展し中心的役割を担うとともに、地域の発展や地域間交流の促進に大いに貢献している。

第20回北海道文化団体協議会奨励賞
めむろちょうぶんかきょうかい
芽室町文化協会 (団体/文化活動)
代表者:早苗博司
主な業績
昭和45年に12サークルの加盟団体によって創立され、今年で55年を迎える。加盟団体は一時期41サークルあったが、現在6団体と個人会員で活動している。
毎年1月には子どもから大人まで参加する書初め大会や、冬期間には合同芸能発表会を主催してきたほか、夏の盆踊りへの積極的な参加や秋祭りで余興を担当するなど、芽室町の文化活動を盛り上げてきた。また、芽室町民による随筆や小説、俳句などの文学作品をまとめた文芸誌「芽室文芸」の発行にも長く関わる等、地域の文化振興に努めている。

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第20回北海道文化団体協議会奨励賞
しべちゃみんようかい
標茶民謡会 (団体/邦楽・民謡)
代表者:大橋六郎
主な業績
昭和42年9月1日結成以来、民謡を愛し、楽しく長く続けることをモットーに最低週1回を目安に稽古を続け、会員相互の親睦と連携、技術向上に努めてきた。
町内の老人会、町内会、盆行事等のほか、老人福祉施設などへの出演をはじめ釧路管内道民芸術祭民謡部門へは欠かさず参加し、民謡の普及、後継者発掘にも力を注ぐ等、ひがし北海道の地域文化の継承発展に寄与している。
令和6年度の受賞者および団体

第31回北海道文化団体協議会芸術賞
羽生 輝 (個人/美術 日本画)

第54回北海道文化団体協議会賞
髙橋 義雄 (個人/能楽)

第54回北海道文化団体協議会賞
ホラネロ (団体/音楽)

第19回北海道文化団体協議会奨励賞
千歳市民文芸の会 (団体/文学)

第19回北海道文化団体協議会奨励賞
浦幌町文化協会 (団体/文化活動)

第19回北海道文化団体協議会奨励賞
摩周カラオケクラブ (団体/文化活動)
